茶壷(チャフウ) 

茶壷とは紫砂壷(スサコ)とも呼ばれ、日本の急須と同じような形で 中国茶を淹れるのにもっとも一般的な茶器の一つです。 茶壷は陶器で出来ている為、 長く使って頂くほどに味わいを増していき 茶壺を育てることを壷養(フーヨー)といいます。
香港や台湾では壷養が流行となり 10年前には茶壺が高騰し、原材料である紫砂(スサ)の枯渇が伝えられました。 品質のよい紫砂の茶壺は小さな穴が無数にあり その穴に茶渋が入り10年20年と使っていくうちに、 お湯を注いだだけでその茶壺がどのように使われてきたかがわかり、 煎れたお茶も円熟したふくよかさが伝わってきます。
横浜ティーガーデンでは北京にて 浙江省宜興(セッコウショウ イーシン)特産の 茶壷を専門に扱う専業者から買い付けています。 中には仕入れの際、現地の骨董市などで一目惚れして購入した品物もございます。

蓋椀(がいわん)

中国では茶商の殆どは蓋椀を使って茶を淹れます。
これは壷養した茶壷で淹れた場合どうしても茶がおいしくなり、それぞれの茶の微妙な渋みや酸味を確かめることが出来ないからです。
私たちのスタッフも事務所で茶壺を使うことはありません。慣れて来るといくつもの蓋椀を使って様々な茶をいとも簡単に味わうことができ便利なものです。


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