鳳凰単叢
鳳凰単叢の「鳳凰」とはこの茶葉の産地 中国広東省潮州市の潮安県の 鳳凰山からきています。
そして「単叢」とは 茶樹の育成、生産方法からきています。 通常、茶葉を生成する場合 複数の茶樹から摘まれた茶葉を纏めて 製茶していきますが、 この「単叢」は 1本の樹から摘まれた茶葉だけで 製茶されるのです。 この事は裏を返せば 普通の茶樹よりもその姿は大きく 当然、樹齢も古くなっていきます。
古いものでは樹齢500年を越すものもあり その大木の根は地表に出ている枝葉以上に 地中に広く長く根を張っています。 その根の一部が茶畑近隣の 果樹や生花の根と絡まっていくことで この茶葉に仄かな香りを与えてくれるという 自然の奇跡が起きるのです。
美味しい淹れ方のオススメ
紫砂壺(急須)で淹れて頂くと 味に丸みがでて香りも長続きします。 茶器を(茶杯や紫砂壺)をさっと熱湯で温めから 紫砂壺に茶葉を適量入れて熱湯(約100℃)を注ぎ 一度洗茶(お湯を入れてすぐに捨てる事。)をしてから 再度お湯を注いだら30秒〜1分程度と 短めに浸し茶杯へ全て注ぎきります。
あまり長い時間浸し過ぎると渋みが出てしまいます。 洗茶を一煎目とするならば 二煎目〜五煎目くらいが、 もっとも味や香りの変化を楽しみながら 美味しくいただけます。 勿論、六煎目以降も 味や香りを楽しむ事も出来ますが、 緩やかに閉じていきます。
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